プロヴァンス柄のパッチワークキルト – 南フランス –

最初のブログを見てくれた友人や知人から「ケビント素敵!もっと引きで部屋全体も見せて!」という声をもらいました。
…が、とても見せられない!
子どもたちが部屋を荒らす…以前にそもそも、家そのもののつくりが軽薄?で哀しいほど合ってないんです。ケビントだけ亜空間(笑)
若い頃のインテリアへのこだわりは、結婚出産とともに藻屑と消えていきました。いや、消さざるを得ず、妥協にまみれ、日に日に低くなったハードル。それでも家族への愛情のほうが勝っていたから大きな不満もなくここまで来たけれど。
でも、子どもたちも義務教育を終えようとしている今、自分が心から気持ち良く暮らせる家をまた追及してもいい頃かな?と思えてきました。
この家を改造するのも良いけど、陽当たりその他に不満がありまして。もう子どもの校区に縛られることもないし、好きな立地に中古マンションを買って、ケビントが似合うような部屋にリノベーションしたい!という夢が膨らんでいます。
ちょっと住所特定できちゃいそうなんで晒すのアレなんですけど、最近知ったこのサイト見ながらいろいろ妄想してます。
https://meitouku-mansion.com/
いかにも物件の良いことばかりしか書いてないマンション売買のサイトと違って良き◎
今の家自体に不満はあるけど、公園や緑地が多いこの町は大好きなので、この辺りで理想の家をつくっていきたいなーって思います。
乞うご期待!?

前置き長くなりましたが、ちょうど公園の話も出て来たので…
たまにお弁当やテイクアウトを持って、フラッと猪高緑地などでピクニックをするのが家族の習慣になってます。
そんな時よくピクニックシートにするのがこちら。

目がチカチカするような(そーゆーの好き)パッチワークキルト。前回のブログの貧乏南仏旅行で寄った、プロヴァンス生地メーカーの二大老舗”ソレイアード”と”レゾリヴァード”の本店で買った生地やハギレたちで作ったものなんです。

そもそも当時なぜ旅の行き先を南仏に選んだかというと、南仏プリントの鮮やかな色合いと、でもどこか素朴な柄に魅せられたからでした。
今でこそ日本全国の手芸屋さんやオンラインで手に入りますが、当時は池袋や藤沢にしかお店がなかったんですよー

英語が喋れない(喋ってくれないではなく本当に喋れない)インフォメーションのお姉さんに筆談まじりで相談しながら、何とかソレイアード博物館の予約を取って観に行き、その足で本店に寄りました。
もちろんソレイアードのお店はパリにもあるのですが、やはり本店!特価コーナーやハギレコーナーが豊富で狂喜乱舞しました。ハギレでも当時の私からしたらお高いのですが、選びに選び抜いたお気に入りの布たちをエイヤッと購入。
もちろんレゾリヴァードの本店にも行き、また南仏の各地で遭遇した蚤の市などで見つけたメーカー不明のファブリックなどもギッシリスーツケースに詰め込んで連れ帰って来たのでした。
そんな生地たちも、大胆な大物使いは日本の家屋にはなかなか合わず…長いこと、ただ眺めてニヤニヤするだけの置物(置き布?)となっていました。
娘の妊娠時、時間に余裕があったこともあり、何か目に触れられるものに変えたい!と一念発起してキルトをちくちく。
きっとソレイアードやレゾリヴァードの創業者さんは、こんなちまちました使われ方されたくなかったとは思いますが…この5㎝四方のピースひとつひとつに思い入れがある私にとっては、それをひとめで眺められる宝物の1枚。
無事お腹から出て来て、1~2歳になった娘がこのキルトをプレイマットにして遊びながら、「あかー、あおー、みにょりー」と色を覚えていた時のことは一生忘れません。
その娘も、こんなに大きくなりましたよ。(顔は隠しましたが笑)

この春だったかな?まだまだ公園でのピクニックに付き合ってくれる娘です*
経年で少しずつ色が褪せて馴染んできたようにも思います。あのソレイアード博物館にあったような、歴史を感じさせるファブリックに、いつかなるかな!?

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